真面目に生きたい #4

居場所があることが大事なんじゃない。
問題はその居場所を好きで、大切なものにし続けるために何をするかなんだ。

「緋彩ショウ」という作品を語るうえで重要な事柄が、「十年」というスパンで。
これは言うまでもなく、今年キャラフレが十周年を迎えたことに併せている。
詳しくは別途解説する予定だけど、私は私なりにキャラフレというネトゲを、大好きな友人と出会えた大事な居場所として愛情をもって遊んでいるつもり。
作品を公開したりアイドル活動をして少しでも学園祭に貢献するのは恩返し、とか殊勝なことまでは考えてないけど(すまん)。

いっぽうでキャラフレという居場所に対して甘えというか、あって当たり前だろう? と思ってる、本当は全然当たり前じゃないものを求めていたのも事実。
例えば私は件の「なくそう ことばのぼうりょく」というバナーに対してはかなり嫌悪感があるし何とかして欲しいのだけど、それもまあ結局キャラフレ運営が必要だと、そうするだけの材料があると判断している以上嫌でも目に入れざるを得ないものだとも思ってる。
それを他者を叩く棒に使われる可能性への懸念は無いのか、とも思ってるけど……

そして「緋彩ショウ」もまた、そんな甘えのうえに立脚した作品であることを受け入れて、こうして言葉にするまでに実に二か月を要した。

キャラフレ内で作品を発表していなかった時期がある。というか一時的に居なくなっていた時期である。その間、私は自分の書いた小説を他のwebサイトで行われてる企画に応募したり、投稿サイトに掲載したりしていた。
結果はまるでダメ、公募関係は何もめぼしい成果をあげられず、投稿サイトの小説は宣伝とかのノウハウを全く持たなかったせいでほぼほぼ読まれることは無かった。
※あとで人から教わった宣伝のコツなども、恥ずかしいからとかみっともないと思って一切スルーしていた…(; ・`д・´)

その時期何かしらの成果をあげていたら、私はキャラフレに戻ってくることは無かったかもしれない。
多分認めたくなかった。
「緋彩ショウ」に限らず、私の作って来た作品は心のどこかで、

「キャラフレ(という狭いコミュニティ)のなかでなら、誰かしら作品を観てくれるだろう」

そんな、甘えがあったことを。
そんな、邪で不真面目な下心があったことを。

認めたくなくて、今回の皐月祭は参加しないつもりだった。
なので今は、率直に悔しい。
認めてしまわざるを得ない、自分のいちばん嫌いなところを。

でも、認めてしまうことで知った。
自分にまだ、何かを書いて表現したい、そんな気持ちがあったことを。
「緋彩ショウ」にはそんな私の熱量が確かに良くも悪くも感じられたので、また次に進めることを。
今度こそ真面目に、自分の目指す道を冷静に見つめなおして。

反省文はここまで。これからは、真面目に生きることにします。

そして最後に告知。
今キャラフレ内では夏フェスが行われていますが、男装アイドル「doubt」も参加させていただきます。
デビューも丁度二年前の夏フェスということで、色々と思い入れも深いステージですが、星空の下巡り逢ってくれるプリンセスを夜の旅へと誘います。
日時は7/31(fri)23:00~24:00となっていますので、お待ちしています。
ちょっとした発表もあるようなので、どうぞお楽しみに。

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