今年も翔愛祭の季節が近づいてきましたね。
じつに9回目、学祭としては17回目となりますがやはりキャラフレにおいては良くも悪くも一番盛り上がるというか、人の集まる時期であることは間違いありません。
私自身も実は前身団体込みだと10回とか出展してるんですよ。
サービス開始当初は今みたいにスクリプトを弄ったりとかできなかったのでもっとこじんまりとした内容でしたが、今よりお客さん(というかユーザー全体)が多くて交流とかも活発だったと記憶しています。
個人的に生徒会メンバーさんや先生方の来訪が楽しみでした。
ま、遠い時代の話はさておいて。
既にdoubtのステージイベントなど一部ではお知らせしている通り、「魔法少女と大ひよこっこ団」は2019翔愛祭に四度目の出展を行います。
「え?こっちでもう出ないって言ったじゃん?」
と思われた方も居るかとは思いますし、私自身も前言撤回することに躊躇もありました。
『事態はどんどん悪くなっている。夢も希望もありません』
実際私自身も――前回皐月祭はあくまでもdoubtでの出展の事情から、という理由なのでカウントしないとしても――昨年翔愛祭と比較して当団体がより多くの方に訪れて貰えるようなことにはならないだろうと思っているのですから。
それでもメンバーに、「結果を得られないことはわかっているだろうけど協力をして欲しい」とお願いしたのです。
前身団体『満足同盟』は一から十まで、私ひとりの団体でした。
理由はひとりで気楽にやれるということと、私自身の手の届く範囲での出展をしたい、つまりは初めから限界を決めていた為でした。
そして文字通り、満足できる形でやりきることが出来ました。
ここで終わって、私自身も一度離れたこともありキャラフレというサービスはそう長く無いだろう、と思っていました。
ところがその予想に反しキャラフレそのものは紆余曲折ありながらも継続していました。
そのこと自体は悪いことでは無いのですが、これが「魔法少女と大ひよこっこ団」という団体を発足する契機となりました。
が、最初に団として出展を行ったとき既に『満足同盟』があった頃とは学祭も大きく変化していました。
ともかく、人がいませんでした。
出展に関わってる人のほうが関わってない人より多いんじゃない?と思うくらいブースの数は増えているのに、お客さんの入りは目に見えて減っていました。
『満足同盟』がやっていたようなスライドショー映画はユーザーの需要を満たさない(最近私はこのことを規格に合っていない、と呼んでいるのですが)という事実を目の前にしました。
『環たる星』を作った辺りまでは消化できない事実でした。
言わずもがなこれは作った私の責任で、協力してくれたメンバーには心から申し訳ないと思っていました。
昨年『#1 one after 909』と『#2 I saw her standing there』を書いた際、初めて『需要を満たす』ことを念頭におきました。
今までのように自分本位で突き進むのではなく、メンバーあっての団体であること。自分を追い込むのではなく、駄目なところは補ってもらうこと。そう意識して書いた作品でした。
すると、私自身にとっての団の見方が変わりました。と同時に、結果はどうであれ『やりきれて』いないのではなく『もっとやりたい』に考えが変わりました。
私自身の心境がこの『やりきれない感』だったときに、だったらもう諦めてしまおうという所にあった時点で書いたのが先日の記事であり、
今日時点ではそれが『もっとやりたい』に方位が変わった、というのが出展の理由です。
故に結果は求めていませんし、求めたところで満足のいくものにはならないだろうと思っています。
結果よりも事実が、今回の学祭は皆で力を合わせて無事に出展できた!という達成感が欲しいのです。
それは誰でも良いというわけではなく、今のメンバーだからこそ、なのです。
ただ、今まで一緒にやってきたメンバーと一緒にもう一度作品を作りたいと思うことすら私自身の我儘に過ぎないのかもしれませんね。
『魔法少女と大ひよこっこ団』第四回制作作品『ヒロイン』。翔愛祭にてお待ちしています。
あ、doubtのステージは開催予定です!