真面目に生きたい #3

さて、学祭そのものはもう一月以上も前に終わっているにも拘わらず。
ひと言「今回の学祭は今までで一番楽しめませんでした」で済ませれば良いにも拘わらず。
これは私にとっての反省文を兼ねているのでもうちょっとだけ続きます(ホントにちょっとだけだよ?)

元々私は、というか「魔法少女と大ひよこっこ団」という団体としては今回の皐月祭には参加するつもりは全く無かった。何をしようが結果は見えているし、自分が客としてほかのブースに行くにも前述のとおり、どこに行けばいいかわからないことも分かっていたから。
その一方で、コラボ出展を持ち掛けてきた団体があった。別に断ればそれで良いのだが、まあ相手側の要請もかなり強かったこと、それを突っぱねるより先に作品のなかでやってみたいことが出てきてしまったこと、主にその二点が理由で結局はコラボ団体「砂ノ帝國」を新設して出展、という形ならという話がまとまった。

魔法団内部ではとくに反対意見も出ず、「やるなら楽しもう」という意思統一のもとに準備を進めることになった。ので私も一度は考えていた懸念を棄て、楽しむというかやりたいことをやる、ということに主眼を置いて新作映画「緋彩ショウ」の製作に取り組むことにした。
この作品でやりたいことは一点。

「過酷な状況(最悪死ぬ)ような状況におけるアオハル」

これを、どうやって表現すれば良いか。幸いにもコラボ団体先はわりと毎回、作品が怖いという感想を頂いているらしくそれなら作中に死や暴力を持ち込むのも特に問題は無いだろう、と当初は安易に考えていた。
がそこは裏を返せば、登場人物の死というのはことキャラフレにおいて結構反発を招くということでもあった。
なので、実際の表現はかなりマイルドな形にした(それでも死んだけど)。
いっぽうで後者の青春ラブコメチックな要素はそれなりに上手く形になった……と個人的には思ってる……。
で、前編を出題編、後編を解答編とすることは最初から決めていたことで、問題は前編の段階でやりたいことはほぼやれてしまったので解答編は観客にスッキリしてもらう、ということを殆ど考えずより考察の深みにハメてしまおうという、まあここらへん魔法団らしさを出してみよう、という欲が前面に出たが為に話を、人物をどうまとめるかで必要以上に時間を割いてしまった、のは反省点である。
そのせいで完成が大幅に遅れたのだから。

ま、そこは置いといて。
「緋彩ショウ」という作品において私は手を抜いたわけでも無ければ、投げやりに作ったわけでも無い。元々気の進まなかった出展とはいえ、やる以上は全力をだしたつもりである。
結果は、まあいつも以下。
単純にストーリーもののコンテンツに人が集まらないということ、参加要素が無いことなど、キャラフレで多数の耳目を集めるようなことはしていないから。
だから学祭が楽しめなかった、わけではない。
やりたいことはやった。出来ないことも悟った。何も不満を感じる要素は無い。

それでも結局私は、自分自身に負けたのだ。
本来この世には存在し得ない「緋彩ショウ」という作品を、公開した私自身に。
観て欲しいという、欲に負けたのだ。
それは突き詰めれば作り手としての誠意を欠く行為で、そのことだけは記しておきたくて一生懸命批判承知でブログを書いてるのだ、反省文として。

「緋彩ショウ」という作品が意味がわからなかった、という方は今回のタイトルアイキャッチ画像の台詞の意味をじっくり考えてみて下さい。
次回で最後なので、作品解説なんかも書いちゃいます。

真面目に生きたい #3” に対する意見

  1. あいはらなつの

    こん(ぱんだó㉨ò)ノ
    観客として。おもしろかったよ。
    むずかしいところがあったから2回観た。
    手抜きとも投げやりとも思ってないかな。
    作品解説たのしみにしてる。

    • 岡元 奏 Post author

      こんばんは&またも返信が大幅に遅れてしまってごめんなさい;;

      私もひさびさに制作者としてではなく、いち観客として見返してみましたが…第一幕からして情報量がとんでもないですね(; ・`д・´)
      自作ながらペース配分的に大変でしたw

      そう言って頂けるとありがたいです、作品解説は後日になってしまいますがまたよろしくお願いいたします。

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